痩せたいのに食べてしまう原因を知っておこう

まずは、痩せたいと思っているのになぜか食べてしまう。その原因についてまとめていきます。
血糖値の低下
つい何か食べてしまう原因のひとつが、血糖値の低下です。実は、空腹というのは胃ではなく、脳の摂食中枢が刺激されることによって感じるもの。食事により血糖値が上がることで満腹中枢が刺激されると満腹状態となり食欲は抑制されますが、逆に血糖値が低下してくると摂食中枢が刺激されて空腹状態となり食欲がわいてきます。
そのため、お腹が空いていない状態でも、体内の血糖値が低下してしまうと脳は空腹状態であると勘違いしてしまうのです。
その原因となるのが、糖質に偏った食事です。糖質が多い食事をすると、一気に血糖値が上がって一時的に満足感・満腹感を得ることができます。しかし、急上昇した血糖値を下げるためにすい臓がインスリンを分泌することで、今度は血糖値が急下降してしまいます。
時々、食事をした後なのになぜかまだ食べたりないと感じたりすることはありませんか?実はその時、体内では血糖値が低下しており、食後にもかかわらず脳が空腹状態と勘違いしているのです。
では、この脳の勘違いを解消するにはどうすればいいのでしょうか。その方法は意外と簡単で、5分間ほかのことをして気を紛らわせてみてください。例えば、友達と電話をしてみるなどでも構いませんし、ダイエット効果を高めるためにストレッチやウォーキングをするのもおすすめです。
月経前症候群
「月経前症候群」とは、月経前の3~10日の間に続く精神的または身体的な症状の総称で、「PMS」としても知られています。月経前症候群の原因については、はっきりと解明されていませんが、女性ホルモンが関係していると言われています。
排卵後から月経までの黄体期と呼ばれる期間に、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌されるのですが、黄体期後半はこの2つのホルモンが急激に低下してしまい、ホルモンバランスが乱れることでPMSが発生すると考えられていて、日本では月経のある女性の70~80%に何らかのPMS症状があると言われています。
また、黄体期は妊娠に備えて準備する期間のため、脂質や鉄分、たんぱく質などを蓄えるために食欲を増進させてしまいます。そのため、生理前は心では痩せたいと思っていても、体が食料を求める状態となってしまうのです。ほかにも、精神を安定させるセロトニンを減少させる作用のあるプロゲステロンによってイライラするなどの症状もPMSによるものです。
そんな月経前症候群(PMS)の対処法ですが、まずはPMSと上手に付き合うために自分の体のリズムを把握してみましょう。リズムを知ることで、気分転換やリラックスできる時間を作ったり、自分にとってPMSの症状が和らぐようなセルフケアを探したりしやすくなります。
また、カフェインやアルコールを控えることもおすすめです。普段の生活に支障が出るくらい症状に悩まされているのであれば、婦人科に相談し、症状や体質に合わせてピルや漢方薬を処方してもらうことで、食欲増進などのPMS特有の症状も軽くなるかもしれません。


痩せたいけど食べたい場合はどうすればいい?

痩せたいのに食べてしまう原因はわかったけど、実際に食べたくなったときはどうすればいいのか気になりますよね?こちらでは食べたくなったときにどうすればいいのかまとめていきます。
痩せたい人の食事法
食べてしまう原因でもお伝えしたように、糖質に偏った食事によって血糖値が急上昇すると、その分空腹と勘違いしてしまう血糖値の低下も引き起こされます。また、血糖値の急激な上昇は太りやすくなる原因にもつながります。
血糖値の急上昇を防ぐには、まずは野菜を胃や腸に入れて、血糖値の上昇を緩やかにしましょう。また、野菜に含まれる食物繊維は腸で消化されにくいため満腹感を得られやすいともいわれるため、食べすぎ防止にも効果的です。
さらに、実は3食しっかり食べることも大切。朝食抜きの生活を続けると、朝は栄養が摂れないからそれ以外の時間に摂った栄養はしっかり蓄えようと思い、太りやすい体になってしまいます。せっかくバランスの良い食生活を心がけても、過剰に栄養を摂取してしまうのは痩せたくても痩せられない原因となりますので、生活習慣を見直してみるのもおすすめです。
痩せたいから食べないようにしているという方、実はそれは効果的ではありません。食べないダイエットは筋肉を減らす原因となり、痩せにくい体になってしまうのです。
筋肉が減ってしまうと、脂肪の燃焼に大切な代謝が低下してしまいます。そのため、ダイエットのために食べないようにしているのに、ダイエット開始前よりも太りやすい体になってしまうのです。また、筋肉が減ることで身体的なパフォーマンスも衰えてしまい、疲れやすくなるなどのデメリットもあるので注意しましょう。
さらに、食べないことは必要な栄養が摂取できないことにもつながるため、体調不良を引き起こす可能性もあります。健康的に痩せるためにも、栄養バランスを考えた質の良い食事を摂るようにしましょう。
お菓子は我慢しなくていい?
痩せたいけど、どうしてもお菓子が食べたくなるときってありますよね?そんなときは、食べる時間や食べ方に注意してみましょう。
まず、食べる時間帯は朝から15時までがベスト。この時間帯は代謝のゴールデンタイムと呼ばれていて、人間の代謝が最も活発になります。また、夜はエネルギーの消費量が少なくなるので、食べたものが脂肪になりやすくなります。そのため、お菓子を食べるなら代謝の良い日中がベストタイムです。ただし、代謝がいい時間帯だからと言って、食べすぎてしまうのはNG。せめて200kcal程度で済ませるようにしましょう。
また、お菓子を食べた日の食事内容を工夫するのもおすすめです。特に、炭水化物の量を半分にするなど、糖質を摂りすぎないようにすると、痩せるまでの期間が短くなります。
痩せたいけど、お菓子を食べたいときは
・朝から15時までの間に200kcal程度に済ます
・お菓子を食べた日は夕食の炭水化物量を減らす
ということを意識するようにしましょう。


痩せたいのに食べてしまう、でもどうしても痩せたいあなたは

痩せたいのに食べてしまうけど、きちんと結果は出したいという方におすすめなのがプロの力を借りるという選択肢。こちらでは2つのおすすめ方法を紹介いたします。
ダイエットの無料モニターに参加してみる
まずは、エステサロンで行われているダイエットの無料モニターに参加してみるのがおすすめです。エステサロンと聞くと高価なイメージが強いと思いますが、サロンによっては無料やリーズナブルなモニターコースも用意されており、比較的お金をかけずに正しいダイエットを実施することが可能です。
パーソナルトレーニングを受けてみる
お金は掛かってもいいから、とにかく痩せたい!というあなたにはパーソナルトレーニングがおすすめです。パーソナルトレーニングでは自分専任のトレーナーがついて、トレーニングはもちろん、食事など普段の生活面でも痩せやすい身体づくりをサポートします。
自己流のダイエットでは、自分の体質や環境にあったダイエットができていない可能性があり、間違った知識のままダイエットを進めてしまうこともありますが、専任トレーナーはダイエットのプロフェッショナルなので、正しく確実にダイエット成功へと導いてくれます。
また、痩せた後も太りにくい体質にして、リバウンドを防いでくれることも特徴です。


まとめ
痩せたいのに食べてしまうのは、あなたの心が弱いというよりも、体が栄養を欲することも大きな原因です。食べ方や日ごろの生活で食べたいという気持ちは抑えることができますし、プロの力に頼って、本気のダイエットを成功させるのもおすすめですよ。