骨格ストレートはどんな体型?

まずは、骨格ストレートとはどのような体型なのか、見た目や体重が増加した際の特徴について見ていきましょう。
「骨格ウェーブだと思っていたら実は骨格ストレートだった」など、意外と自分の認識が間違っている場合があります。自分の体型や特徴と比較しながら、確認してみてください。
骨格ストレートの特徴
骨格ストレート体型の特徴は、立体的で厚みのある体型でグラマラスな印象がある点です。
バストとヒップの位置が高く、ウエストラインがはっきりと出ている人が骨格ストレートと呼ばれる体型に該当します。
痩せていてもあまり華奢な印象になりにくく、比較的筋肉がつきやすいのも特徴です。筋肉質で厚みがあるため、上半身に重心があるような印象になります。
また、身長と比較して手足のサイズが小さい傾向にあります。
女性らしいラインを活かしたファッションがよく似合うので、ダイエットをする際は絞りたい部位を意識して効率よく鍛える方法がおすすめです。
骨格ストレートが太ってしまうと
骨格ストレートの人が太った場合、お腹周りや太ももに脂肪がつきやすい傾向があります。二の腕や肩回りはがっしりとした印象になるため、全体的なシルエットは「リンゴ型」といわれる体型に近くなります。
膝から下には比較的脂肪がつきにくいため、足元はほっそりとしている傾向があります。
脂肪が上半身につきやすいので、ちょっとした体重の変化でも見た目が大きく変わったと感じる方が多いでしょう。


今日からできる!骨格ストレートにおすすめダイエット方法

骨格ストレートの人がダイエットをする際、どのような方法で取り組むのが良いのでしょうか。
ここからは、骨格ストレートにおすすめの具体的なダイエット方法や効果を引き出すポイントについて紹介します。
筋肉トレーニング
骨格ストレートの人は、ウェーブやナチュラルの人と比べて筋肉が付きやすいという特徴があります。
そのため、筋トレを行って体を引き締めれば、効果を実感しやすいでしょう。
ポイントは、体幹を中心に鍛えることで、バストやヒップのボリュームを活かしてウエストはしっかりと引き締めたメリハリボディを目指すと良いでしょう。
骨格ストレートの人におすすめの筋トレは以下のとおりです。
■プランク
プランクは、体幹を鍛えるのにおすすめの筋トレです。腹直筋だけでなく腹横筋なども鍛えることができるため、下腹部がポッコリと出ている人はシェイプアップに役立ちます。
1.うつ伏せになって前腕部分を肘まで床につき、足のつま先を地面につける
2.前腕とつま先以外を浮かせる
3.頭からつま先までが一直線になるように意識して、姿勢をキープする
このとき、腰が反るまで床すれすれの状態になると、腰を傷める恐れがあるので注意しましょう。疲れてくるとお尻がだんだん上がってくることがありますが、体を一直線にすることを意識してください。
プランクは正しい姿勢で行えば腰への負担が少ないことから、腹筋を繰り返すよりも効果的に体幹を鍛えることができます。
■スクワット
スクワットは太ももやお尻の筋肉を鍛える際におすすめの筋トレです。太ももやお尻は大きな筋肉が集中しているため、鍛えることで基礎代謝がアップし、脂肪燃焼につながるでしょう。
また、骨格ストレートの特徴であるヒップ位置の高さを活かして、キュッと上に引きあがったヒップラインで脚長に見えるようになります。
基本のスクワットのやり方は以下のとおりです。
1.両足を肩幅に開いた状態で立つ
2.膝が90度になるまでゆっくりと腰を落とす
3.ゆっくりと膝を伸ばして元の姿勢に戻る
注意点は、前傾姿勢になりすぎないこと、腰を落としたときにつま先より前に膝が出ないようにすることです。腰や膝を傷める可能性があるため、不安な人は椅子などに掴まりながらはじめましょう。
内ももを効果的に鍛えたいのであれば、足を左右に大きく開いた状態で行うワイドスクワットもおすすめです。通常のスクワットに慣れてきたらぜひ試してみてください。
■ドローイン
ドローインは簡単にいえば「お腹を引っ込めた状態」のことです。大きく体を動かす筋トレではありませんが、どこでもできるので日常生活の中でいつでもできるメリットがあります。
ドローインは、プランク同様「腹横筋」を鍛えることができるトレーニング方法です。
1.膝を立てた状態で仰向けに寝転ぶ(慣れてきたら立ったままでもOK)
2.何度か腹式呼吸(息を吐くときにお腹を引っ込める)を繰り返して準備する
3.ゆっくりと息を吐きながらお腹を引っ込める
4.引っ込めた状態をキープして浅い呼吸を繰り返す
引っ込める時間の目安は約10~30秒です。慣れてきたら時間を延ばしてみたり、回数を増やしたりして負荷をかけていくと良いでしょう。
適度な運動
骨格ストレートの人がダイエットを行う場合、まずは生活の中で適度な運動を行う習慣をつけることが大切です。
たとえば、ジョギングやウォーキングを定期的に行う、通勤・通学中に階段を利用したり一駅歩いたりするのも良いでしょう。
筋トレでは基礎代謝をあげて脂肪燃焼を促し、引き締めることができますが、ウォーキングなどの有酸素運動は脂肪燃焼につながります。
運動不足でいきなり筋トレをはじめるのは難しい、膝や腰がつらいのでまずは体重を落としたいという場合にもおすすめです。
食生活の見直し
骨格タイプを問わず、ダイエットを効果的に行うためには、食生活の見直しが欠かせません。
比較的筋肉がつきやすい骨格ストレートの人は、もともとエネルギーを消費しやすいとされているため、食事の見直しが特に効果的です。
筋トレ効果をより引き出すために、豚肉、鶏むね肉、レバー、豆類などのたんぱく質が豊富な食材を積極的に摂ると良いでしょう。
また、ダイエットでは血糖値の上昇を緩やかにすることが重要だといわれています。そのためには、食事を摂るときは野菜などの糖質・資質が少ないものから食べ始めることが大切です。
骨格ストレートの人は太ったときに顔周りにも脂肪がつきやすいので、よく噛んで食べることも意識しましょう。顎周りの筋肉を鍛えられるので、小顔効果を期待できます。


骨格ストレートは運動のしすぎに注意

骨格ストレートの人がダイエットをするときは、筋トレのしすぎに注意する必要があります。比較的筋肉がつきやすい傾向があるため、筋トレをしすぎると筋肉の厚みから体が大きい印象になってしまうためです。
筋肉がつきやすく脂肪を燃焼させやすいという特徴を活かし、有酸素運動をメインにしたり、食生活を見直したりして徐々に落としていきましょう。
また、骨格ストレートの人は膝下が細く、ヒップ位置が高いので脚が細く長くみえることが強みです。服装の意識を変えてみるだけでも見た目の印象がぐっと良くなるので、体を絞りつつ長所を活かしたファッションアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか。
縦のラインが出るVネックやトレンチコート、ストライプ柄のワンピースやパンツスタイルなどのアイテムがおすすめです。


まとめ
骨格ストレートの人は筋肉がつきやすいので、比較的ダイエットの効果を実感しやすい傾向にあります。自分の体の変化を感じられると、ダイエットも楽しく続けられるのではないでしょうか。
今回紹介したダイエット方法を参考に、筋トレや運動、食生活の見直しを行って、理想の体型を手に入れましょう。