豆類も食べすぎると太っちゃう?

ひと言で豆といっても、種類がたくさんありますよね。
代表的な豆といえば大豆。いろんな煮込み料理にも使えて栄養豊富なイメージがある大豆ですが、食べすぎると太るのでしょうか?
大豆について
体に良いイメージがある大豆製品ですが、食べすぎると太る原因になることもあります。
大豆自体は、100gあたり176kcal。
ちょっとカロリーは高めですが、糖質が低いのでダイエット中にも安心して食べることのできる食材のひとつです。代表的な大豆製品として豆腐が挙げられますが、豆腐だと100gあたり56kcalが目安になります。
とはいえ、低カロリーの豆腐でも、カロリーが低いからといってたくさん食べても大丈夫というものではありません。200g、300gと、多く摂れば、その分摂取カロリーが高くなります。
また、たくさん食べると、カロリーだけでなく、たんぱく質や脂質の摂取量も増えるので、結果として太る原因になるでしょう。
ダイエット食材としても使われることの多い大豆や、豆腐などの大豆製品ですが、食べすぎは禁物です。納豆なら1パック(40g)程度、豆腐なら1日に100~150g程度に抑えるようにしましょう。
大豆以外の豆について
大豆以外の豆としては、黒豆や金時豆、ひよこ豆、いんげん豆などがあります。
これらの豆についてはどうなのか、みていきましょう。
・ 糖質が高めである
黒豆や金時豆については、お砂糖と煮詰めた煮物が定番の食べ方ですよね。
柔らかく煮た煮豆は美味しいので、ついつい食べすぎてしまうこともしばしばですが、砂糖がたっぷり入っているので、ダイエット中には控えましょう。
また、ダイエット中にも良いとされている豆として、ひよこ豆がありますが、糖質が100gあたり15.8gと高めです。なので、ひよこ豆を食べる場合は、一緒に食べる食材の糖質の量に気をつけましょう。
・ カロリーが低くない
ヘルシーなイメージのある豆。
それでも、100gあたりの単位でみると、カロリーが高めのものが少なくありません。
ひよこ豆は171kcal、いんげん豆は143kcalです。
いくら体に良いからといってたくさん食べると、カロリーオーバーになって太る原因に。
いずれの豆にしても、ダイエット中は食べる量に気をつけましょう。


栄養食材 豆類について知ろう

食べすぎると太る原因になる豆ですが、栄養食材であるのは事実。なので、食べすぎには注意しつつ、ダイエット中でも食べたいものです。
実際に、どんな栄養があるのか、大豆と大豆以外の豆に分けて、みていきましょう。
大豆
大豆には、タンパク質、カルシウム・マグネシウム・亜鉛・マンガン・銅などのミネラル、ビタミンB1・B2・K・Eなどのビタミン類、食物繊維が豊富に含まれています。
栄養素が豊富な大豆ですが、中でも注目なのはタンパク質です。植物性タンパク質の中で、大豆タンパク質は最も動物性タンパク質に近いといわれています。
肉に匹敵するほどのタンパク質を豊富に含んでいるため、大豆は「畑の肉」とも呼ばれているのです。
タンパク質は、わたしたちの皮膚や髪、臓器や血液をつくる上で欠かせない栄養素。不足すると、肌荒れや体調不良の原因となります。
ダイエット中は不足しやすいので、意識的に摂りたい栄養素です。
大豆には、糖質が少ないという特徴もあります。糖質が少ないので、糖質制限ダイエットに向いているといえるでしょう。
大豆以外
大豆以外の豆も栄養価が高いので、ダイエット中でも積極的に摂りたいものです。
豊富なタンパク質とビタミン類が含まれているので、ダイエット中の栄養不足を防いでくれます。
豆類は、食物繊維も豊富です。現代人に便秘が増えている原因として挙げられるのが、食物繊維の不足ですが、その不足解消にも豆は役立つと考えられます。
食物繊維を摂ると、便のカサを増し、腸のぜん動運動を活性化させるので、便秘の予防につながるのです。なので、便秘で悩まされている人も、豆を摂るのはおすすめです。
食事のときに食物繊維が豊富な豆を食べるようにすると、食後の血糖値の急上昇を抑えてくれます。低GI食品なので、食べても脂肪がつきにくく、太りにくい体質づくりに役立つことでしょう。


豆類を食べて綺麗にダイエットを成功させるなら!

豆類は、食べる量に気をつければ、ダイエットをサポートしてくれる心強い味方となります。
豆類を食べて、ダイエットを成功させたい!そんな場合は、次のことを実践しましょう。
続ける
ダイエットは続けてこそ、成功します。
人のからだは、食べ物からつくられるので、食べる食材選びを変えると、続けていくうちに、肌やからだの変化に気づかされるはずです。
先ほどもお伝えしたように、豆類は食物繊維も豊富で、便通改善にも良いので、ダイエット中は積極的に食べるようにしましょう。便通が良くなると、腸が綺麗になるので、お肌も綺麗になります。
肌は、内臓を映す鏡といわれます。肌の状態が良いということは、内臓(腸)の状態が良いということ。逆に、肌にトラブルがみられるようなら、腸内環境が悪化していることのサインなのかもしれません。
肌の状態が良くないなら、腸内環境を良くすることに力を入れてみましょう。
そのサポートとして、豆を食べるのもおすすめです。
ダイエット中に食べたい豆類ですが、一度にたくさん食べることのないように注意してください。体に良いからといって食べすぎると、カロリーオーバーになってしまうからです。
とはいえ、1回の食事や1日の総カロリーで、カロリーオーバーしてしまったからといって、すぐに太ることはありません。自己嫌悪に陥ることなく、次からは食べすぎないように注意しましょう。
食べすぎが習慣化しなければ、過度に太る心配をする必要はありません。
ダイエットに関する知識を身につけて、こつこつと続けていきましょう。
迷ったらプロに相談してみるのもおすすめ
あれこれひとりで考えるよりも、専門の人に相談するのがダイエットの近道です。
ダイエットアドバイザーとして個人で活躍している人を探すことができますし、ジムやフィットネスクラブに勤めるトレーナーに相談してみることもできます。
エステサロンでも、プロのエステティシャンによって、食事やダイエットに関する的確なアドバイスを得られます。
ダイエットやからだづくりのプロに相談することで、正しい知識を身につけて、着実なダイエットを進めていくことができるでしょう。


まとめ
高たんぱく質で、ビタミン類や食物繊維も豊富な豆ですが、食べすぎは太る原因になります。ダイエット中は、食べる量を気をつけるようにしましょう。
とはいえ、「豆=太る」というわけではありません。
良質なたんぱく質や食物繊維が豊富な豆は、ダイエットのサポートにもなります。適切な量を継続して食べるようにすると、「肌が綺麗になった」「便秘しにくくなった」といった、うれしい変化を実感できるかもしれません。
豆に関する正しい知識を身につけて、上手にダイエットに取り入れてみてください。
もしも自分ひとりではうまくダイエットを成功させる自信がないという場合は、ダイエットの専門家に相談してみることをおすすめします。