ミス・パリ・グループ(所在地：東京都中央区銀座、代表：下村朱美)の一つである学校法人ミスパリ学園は、ビューティウェルネスに関する学術理論を構築し、学問分野としての確立並びに同産業界の発展に寄与することを目的として、「ビューティ＆ウェルネス研究所」を設立し、2021年9月9日（木）に第9回目の講演会を開催しました。

第一部講演では、法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授 藤村博之氏より、「ビューティ＆ウェルネス人材の能力育成に必要なもの」と題し、いかに人材を育てるかについて講演していただきました。

施術や会話を通してお客様に喜んでもらうためには、技術の確かさとともにコミュニケーション能力が求められ、その重要性を学びました。また、リーダーの育成方法や良いリーダーになる条件をはじめ、信頼関係を築くことの重要性もお話しいただきました。

第二部講演では、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授 前野隆司氏が、 「ビューティ&ウェルネスと幸せ」をテーマに、持続的幸せ～well-being〜について、予防医学の観点も交えてお話しくださいました。

また「幸福学」の基礎として、他人と比べられる「地位財型」の幸せは長続きしないということ、反対に良質な環境（安全）、健康な身体、心の状態の安定など他人との相対比較とは関係なく幸せが得られる「非地位財型」は長続きする幸せであると学びました。幸福になるための具体的な4つの因子もご紹介頂き、非常に興味深い講演となりました。

美と健康をベースに、人を育て、豊かな人生を生きる、その方法を教えていただいた講演会となりました。

今回の講演会は新型コロナウィルス感染防止対策を講じた会場及びオンラインのハイブリッド形式による開催となりました。
次回の講演会は2021年11月4日（木）を予定しています。

今後もビューティとウェルネスにおいて、人々の人生の豊かさや幸福感、すなわち、QOLの向上にどのように関連するか研究し発表していきます。

■ビューティ＆ウェルネス研究所について