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糖質制限は老ける?健康的に糖質制限をするポイントを徹底解説!

2021.12.21

ダイエット

ダイエットなどを目的に、糖質制限に取り組んでいる方も多いのではないでしょうか。その一方で、糖質を制限しすぎると老ける原因になるという説もあります。

では、なぜ糖質制限は老けるといわれているのでしょうか。この記事では、糖質制限をすると老けるといわれている理由や、効果的な糖質制限の方法について紹介します。

この記事は約4分59秒で読み終わります。

 

「糖質制限をすると老ける」といわれる理由

 

そもそもなぜダイエットに良いとされている糖質制限が、老化の原因になるといわれているのでしょうか。

 

まずは「糖質制限をすると老ける」といわれている理由や、糖質制限によって体に与えられる影響について解説します。

 

たんぱく質が分解されて皮膚が薄くなる

 

糖質は、体の生命維持や日常生活などのエネルギー源として欠かせないものです。糖質制限によって体に必要な糖質が不足すると、皮膚や筋肉などを構成するたんぱく質を分解し、エネルギー源として消費しはじめます。

 

すると、たんぱく質が分解されて筋肉が落ちるうえに、皮膚の厚みが減少して老けた印象になるのです。

 

グリコーゲンの減少により肌の水分が減る

 

糖質は、肝臓や筋肉などの部位では「グリコーゲン」と呼ばれる形で蓄えられています。

 

皮膚にもグリコーゲンは蓄えられており、肌のハリ、うるおいを維持するための「ヒアルロン酸」生成にも欠かせないものです。

 

グリコーゲンには多量の水分を蓄える特徴があるため、糖質制限によってグリコーゲンが不足すると肌の水分量まで減少します。

 

グリコーゲン不足による肌の乾燥で小ジワやたるみが発生することも、老ける原因のひとつです。

 

血液が酸化することで老化が進む

 

過度な糖質制限は、血液の酸化を引き起こします。血液が酸化すると、本来の健康的な弱アルカリ性の状態に戻そうと、骨や筋肉などからミネラルを使うため、ミネラル不足に陥る原因にもなりかねません。

 

血液の酸化はストレスがかかることでも発生するため、過度な糖質制限を続けるストレスは、さらに血液の酸化を引き起こす原因になるでしょう。

 

筋肉減少の加齢プロセスを促進させる

 

糖質制限によって体に必要な糖質が不足すると、筋肉などからたんぱく質が分解されるため、筋肉量が減少します。

 

筋肉量の減少は、老化によっても引き起こされるプロセスのひとつですが、糖質不足によってそれを早めることになってしまうのです。

 

また、肌のハリや体全体の姿勢を維持する筋力も低下するため、たるんで見えたり姿勢が悪くなったりする原因にもなります。

 

ストレスでリバウンドする

 

糖質制限ダイエットは、たしかに体重を落としやすいダイエット方法です。しかし、過度な糖質制限はストレスがかかって長続きせず、急に通常の食事に戻すことでリバウンドする原因になります。

 

糖質制限によるダイエットで体重が落ちやすいと感じるのは、グリコーゲンが減少することによる水分量の減少も要因のひとつです。

 

一時的に水分量の減少で体重が落ちたとしても、ストレスで食べてしまうと元の体重よりも結果的に増量してしまうかもしれません。

 

そうして体型が崩れることも、老けて見える原因のひとつだと考えられます。

 
 

それでも過度の糖質摂取はNG!その理由は?

 

過剰な糖質制限が体に対して悪影響がある反面、過剰な「糖質摂取」も老化の原因になります。

 

糖質とたんぱく質が結合すると「糖化」と呼ばれる現象が起こり、糖化によって細胞の衰えや場合によっては病気を引き起こすこともあるものです。

 

これは「メイラード反応」と呼ばれるもので、老化が進む原因のひとつだといわれています。

 

メイラード反応を抑制しなければ、肌のハリを維持するコラーゲン繊維の破壊や、動脈硬化などを引き起こしかねません。

 

また、糖化によって産出された老廃物が肌に蓄積すると、シミやくすみとなって現れます。

 

つまり、糖質制限、糖質の過剰摂取ともに注意することが老化予防に重要であり、健康を意識して緩やかな糖質制限を続けることが大切なのです。

 
 

健康的に糖質制限をするポイント

 

糖質の過剰摂取を控え、適切かつ健康的に糖質制限を行うには、どのようなポイントを意識すれば良いのでしょうか。

 

ここからは、健康的に糖質制限を行うために意識すべきポイントや、糖質制限食のコツについて紹介します。

 

主食を半分にする

 

健康的な糖質制限では、糖質の摂取をゼロにしません。体のエネルギー源として必要な糖質量は摂取する必要があるため、主食を半分にするなどして減らしてみると良いでしょう。

 

主食となるパンやご飯、パスタなどの麺類は、とくに糖質量を多く含む食材です。健康的な糖質の摂取量は、一食当たり約20~40gが目安とされているため、主食を半分にして副菜を増やすなどして調整してみましょう。

 

お茶碗に軽く1杯程度(150g)のご飯で、約56gの糖質が含まれているといわれています。そのため、お茶碗の半分程度のご飯であれば、摂取しても問題ありません。

 

たんぱく質と脂質を積極的に摂る

 

糖質制限を行っていると、どうしても体に必要なエネルギー源の摂取量が不足しがちになります。

 

糖質が不足すると筋肉などを分解してしまうため、たんぱく質と脂質を積極的に摂り、筋肉量の維持を図ることが大切です。

 

また、脂質のなかでもとくにオリーブオイルやココナッツオイルなどに含まれている「MCTオイル」の摂取が良いとされています。

 

MCTオイルは、効率良く分解されてエネルギー源として利用できるため、意識して摂取してみると良いでしょう。

 

ただし、摂取のしすぎには注意が必要です。MCTオイルは摂取しすぎるとお腹がゆるくなるなどの影響が出ることがあります。

 

そのため、一食当たり小さじ1~大さじ1杯以内に留めるようにし、体調をみながら量を調節してみましょう。

 

デザートを糖質オフスイーツに変える

 

糖質制限中には、デザートを食べないように意識している方も多いのではないでしょうか。

 

実際にデザートやスイーツには砂糖や小麦粉などの糖質を多く含む材料が使用されていることが多く、過剰摂取を引き起こす原因のひとつでもあります。

 

しかし、デザートを食べることが好きな人にとってデザートを完全に禁止することは、大きなストレスです。

 

ストレスも糖質制限によって老ける原因となるため、過剰な制限は避けるべきでしょう。そのような場合におすすめなのが「糖質オフスイーツ」です。

 

間食での糖質摂取量は10g以下が望ましいといわれており、その範囲内であればデザートを楽しむのも良い息抜きになります。

 

糖質オフスイーツを上手に取り入れることで、糖質制限そのものも無理なく続けやすくなるのではないでしょうか。

 

水分をしっかり摂る

 

糖質制限を行うと、上述したようにグリコーゲン量が減少し、体内の水分量も減ります。そのため、水分を蓄えにくい体になることから、積極的に水分摂取を行うことが糖質制限中のポイントのひとつです。

 

水分の排出を促すカフェインやアルコール類は、利尿作用があることからなるべく避けるようにしましょう。

 

緑茶、紅茶、コーヒー、エナジードリンク、お酒などはなるべく避け、水を1日あたり2L程度飲むことが大切です。

 

また、冷えた水を飲むと消化機能が低下する可能性があるため、常温水や白湯を飲むように意識しましょう。

 
 

まとめ

 

糖質制限は、メジャーなダイエット方法のひとつであり、糖質量はさまざまな食品の栄養表示にも記載されています。

 

1日あたり、1食当たりの摂取量目安内に抑えれば、糖質自体を摂取することは良いことです。

 

もちろん、ビタミンやたんぱく質、脂質、ミネラルなどもバランス良く摂取し、健康的な食事を意識する必要があります。

 

「健康的に痩せたい」「でも老化を早めたくない」という場合には、糖質制限の方法を一度見直してみてはいかがでしょうか。

 

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