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ファスティングダイエットとは?やり方や成功のためのコツを解説【医師監修】

2020.08.06

ダイエット

短期間で痩せることができるダイエット方法として、よく耳にするのがファスティングダイエットです。ただ、名前はよく聞くけれど、詳しいやり方までは知らないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ファスティングダイエットのやり方、成功させるコツについて解説します。

この記事は約4分14秒で読み終わります。

 

ファスティングダイエットとは?

 

ファスティングとは「断食」のことです。そして、一定期間食事を断つことでダイエット効果を期待して行うのが、ファスティングダイエットになります。

 

日本では、ファスティング=ダイエット法のひとつと考えられがちですが、ファスティングの本来の目的は、ダイエットではなく内臓を休ませてあげることです。

 

食事をすれば、体内に摂り入れたものを消化するために内臓が働きます。消化機能にエネルギーがずっと使われていると、腎臓や肝臓といった臓器のケアに十分なエネルギーを使うことができません。

 

ファスティングをすることで内臓を休ませると、ほかの臓器にエネルギーを使うことが可能になり、メンテナンスができるようになります。

 

消化にエネルギーを使わなくなると、体は体内の老廃物や有害物質、毒素を排出することにエネルギーを使うようになり、体の中をデトックスすることができるのです。

 

体に溜まっていた老廃物、毒素を排出できると、代謝が上がって疲れにくく痩せやすい体質へと変化します。新陳代謝も活性化してくるので、肌の調子が整ってきますし、むくみや冷えなども改善されてくるでしょう。

 

ほかにも、下記のような効果を実感することができます。

 

・免疫力の向上

 

ファスティングによって臓器を休めることができると、白血球の働きが活発になります。そのため、免疫力が向上し、ウイルスや細菌への感染やがん細胞の増殖などが抑えられるといったメリットがあります。

 

また、消化機能を一度リセットすることができるので、アレルギー症状が緩和されるといったことも期待できます。

 

・味覚が敏感になる

 

外食が多かったりすると、濃い味付けや化学調味料で味覚が鈍くなっているものです。それが、ファスティングをして固形物を摂らない期間を設けることで、味覚がリセットされて素材そのものの味をしっかりと味わえるようになります。

 

・リラックス効果

ファスティングには、リラックス効果もあるとされています。食べ物を体内に摂り入れないと、脳の栄養分となるブドウ糖が不足するため、体は肝臓の脂肪酸をケトン体に変えて、脳の栄養分にしようとします。

 

このケトン体で脳が満たされることで、リラックス時に出る脳波(α波)が多く発生し、リラックス効果が得られると考えられているのです。

 
 

ファスティングダイエットのやり方

 

ファスティングダイエットを成功させるためには、正しいやり方を知っておくことが重要です。

 

ファスティングダイエットは、次の3つの段階に分けて行うようにしましょう。

 

準備期間

 

ファスティングを始める前に3日間ほど準備期間を設けます。この期間中の取り組み方次第で、ファスティングダイエットで得られる効果は大きく変わってきます。

 

準備期間中にすべきことを3つ紹介します。

 

①消化に悪いものや脂っこいものを食べないようにする
②食べる量を徐々に減らしていく
③夜8時以降は食べないようにする

 

普段通りの食事をして、いきなり食事を取らなくすると、かえって脂肪をため込んでしまうため、準備期間中にこの3つをしておくようにしましょう。

 

ファスティング期間

 

ファスティングは、1~3日を目安に行います。無理はしないように、体調を見ながら行っていきましょう。初めてファスティングするという方は、1日のプチ断食からしてみるのもおすすめです。プチ断食でも内臓を休めることができるので、ファスティングの効果を実感することができますよ。

 

ファスティング期間中は、食べ物を摂らないようにしますが、代わりにスムージーなどは飲むことができます。また、1日2ℓを目標に、十分に水分を摂取することも心掛けるようにしましょう。

 

復食期間

 

ファスティング期間が終わると、好きなものを満腹になるまで食べたいという気持ちになるものです。

 

しかし、ファスティングが終わってすぐにたくさんの量を食べると、胃腸に負担がかかったり、体重が戻ってしまったりすることもあります。

 

そのため、復食期間が必要になるのです。復食期間には、ファスティング期間と同じ日数を設けると良いでしょう。

 

復食期間も含めてファスティングダイエットになりますので、この期間は食べたい気持ちは抑えて、柔らかい消化の良いものを食べるようにしましょう。

 

復食期間中は、「まごわやさしい」の食べ物を意識して取るようにしてみてください。「まごわやさしい」の食べ物とは、ま=豆類、ご=ごま(ナッツ・木の実など)、わ=わかめ(海藻類)、や=野菜、さ=魚、し=しいたけ(きのこ類)、い=いも類、です。

 

こうした食べ物を摂ると、ファスティングダイエットをしたあとでも、体に必要な栄養素をバランスよく補給することができるでしょう。

 
 

ファスティングダイエット成功のコツ

 

ファスティングダイエットをしても、「痩せなかった」「続かなかった」という人もいます。ファスティングダイエットを成功させるためには、以下のことを実践してみてください。

 

目標を決める

 

ダイエットをするとき、多くの人は「〇kg痩せる」という目標を立てることでしょう。ある程度期間をかけて行うダイエットの場合は、「〇kg痩せる」という目標でも問題ありませんが、ファスティングダイエットをするときの目標としてはおすすめできません。

 

「〇㎏痩せる」という目標を立ててしまうと、急激な体重減少が起こり、体に負担がかかってしまいます。

 

そうした数字の目標よりも、「この服が着れるようになりたい」「ボディラインを変えたい」といった無理のない目標設定を行ったほうが良いでしょう。

 

痩せやすい時期に行う

 

一般的に、女性の場合は生理後の1週間が痩せやすい時期といわれています。その理由は、女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌量が生理後に増えるからです。

 

エストロゲンには、集中力をアップさせたり、肌の調子を整えてくれたりする働きだけでなく、中性脂肪の代謝を促進する働きもあります。

 

そのため、生理後の1週間にファスティングダイエットを行うと、効果が得やすくなりますし、体調を崩してしまうというリスクも抑えることができるのでおすすめです。

 

ファスティングを含めたダイエットプログラムを受ける

 

ファスティングダイエットは間違ったやり方をしてしまうと、体調を崩したり、体重が戻ったりすることもあります。自分に無理のないようにファスティングダイエットをすることを心掛けましょう。

 

ファスティングの要素を取り入れたダイエットコースでは、ミス・パリに「7Days Diet チャレンジ」というサービスがあります。

 

ミス・パリでは、ファスティングよりも優しく簡単な7日間のダイエットプログラムを新しく開始しています。「7Days Diet チャレンジ」は美味しく楽しくダイエットできるよう、置き換え専用ドリンクとエステ施術を組み合わせたミス・パリ独自の超短期間ダイエットです。

 

このダイエットプログラムは、専任スタッフによるアドバイスを受けながら進めていくことができます。知りたいことは1to1で何でも聞くことができるので、安心してダイエットに取り組めるでしょう。

 
 

まとめ

 

ファスティングダイエットのやり方や成功のためのコツについて解説しました。ファスティングダイエットを正しく行うと、ダイエット効果だけでなく、デトックス効果や免疫力の向上、リラックス効果などを得ることができます。

 

こちらでご紹介したように、準備期間・ファスティング期間・復食期間を守って行うことで、成功させることができるでしょう。また、プロの手を借りると、ファスティングダイエットの失敗を避けられます。

 
木村医師

【この記事の監修医師】

東京女子医科大学病院、および関連病院で内科、循環器科、睡眠科として診療にあたるほか、 嘱託産業医として企業の健康経営にも携わる 木村眞樹子先生

 

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